​日本の事故

お餅

 

粘着力・付着力が高く、噛み切りにくい餅は、飲み込む力の低下した高齢者などにとって極めて危険性が高い食物である。

餅を気道に詰まらせることによる窒息死で、毎年多数の死者を出していることが知られている。年間の詳しい死者数は不明であるが、厚生労働省の調査では、2006年中に食品を原因とする窒息で救命救急センターなどに搬送された事例は、把握できた計803件のうち、餅は168件に上った。

また、1996年1月の1ヵ月間だけで208人が死んでいるという説もある。内閣府食品安全委員会による調査によれば、餅を1億人が口に入れたと仮定した場合に最大7.6人の頻度で窒息による死亡事故が発生するリスクがあるとされ、これはワースト2位以下の(2.7人)やこんにゃくゼリー(0.33人)の死亡リスクを大きく上回る。

正月三が日においては、必ず餅による窒息を原因とした救急車の出動があるといわれており、消防機関では注意を呼び掛けている。そういった事故を減らすためには、「自分は大丈夫」といった油断を避けて、餅は小さく少量にわけ、口の中を十分に湿らせるようにし、かつおしゃべりしながら食べない事ともされる。喉に詰まらせた餅を掃除機で吸い出すという方法も知られているが、喉や肺を痛める場合もあり安全な方法ではない。

東京消防庁、高齢者などのお餅(もち)窒息事故に対し注意喚起(最新)

http://www.tfd.metro.tokyo.jp/camp/2018/201812/camp1.html#noteSuffocationDeath